子どもと英語 ④ 小学生の英語

楽しいから、好きになる

 

教頭先生のお話から

 

小学校1年生のあいだは、

『学校生活に慣れてほしい』

    +

『(まずは)国語の基礎づくりに取り組ませたい』

という、学校側の配慮や方針を感じました。

 

ことばの発達は個人差がとても大きい領域。

 

例えば、「さ」や「つ」は、日本語の中では

発音が難しいとされる音。入学前後の時期でも

まだ上手に発音できないお子さんも珍しくありません。

 

そこに、英語の発音を指導されると

子どもたちが、混乱したり

負担に感じたりするのではないかと

私も思います。

 

同じように、「アルファベットは教えない」という

教育委員会の方針も納得できます。

やっぱり、「あいうえお・・・」を

先にしっかりと、学んでほしいと思いますもんね。

 

もちろん、

ことばの力が年齢相応か

それ以上に育っているお子さんにとっては、

この時期に英語に触れることは

とても良い刺激になるかもしれません。

 

英語の学習の入り口で、「楽しい!」と

感じられる体験を重ねていくのは

素敵なことだと思います。

 

子どもたちが、「英語って楽しいなあ~」から

「英語、好きだなあ~」になっていってくれるのが

あの頃の、私たち新米講師たちの願いでもありました。

 

自分の子どもたちにも?

 

はい。

英語が好きになってくれるといいなあと思いながら

車での移動中、英語の童謡をかけたり

一緒に歌ったり踊ったりしていました。

 

とっても楽い思い出です。

今でも歌える曲もあります。

懐かしいなあ~

 

さて、花子や草介は覚えているかな?

 

**思いのほか、長いトピックになってしまって

  ごめんなさい。

 

momon

子どもと英語 ③ 小学生の英語

小学校での英語の授業 

『何を教える?』

 

それぞれの学校で何を教えるかは

私たちに一任されていました。

 

教科としての英語ではないので

 

・テストはなし

・評価もなし

・とにかく、楽しく英語にふれてほしい

・できれば、中学生になる前に、

「英語っておもしろい!」と感じてもらいたい

 

…というのが、教育委員会からの要望でした。

 

いろんな活動を自由に組み立てて

子どもたちが楽しく参加できる内容を

学年に合わせて考え、準備する。

 

とても大変な作業でしたが、同時に、

とっても楽しい時間でもありました。

 

今のように、本屋さんにたくさんの

英語の本やワークブックなどが並んでいたり

ネットで簡単に検索・購入できる時代ではなかったので

教材は自分で手作りすることもありました。

 

活動内容は、学年によっていろいろでしたが

基本的には、

 

身近な単語を覚えたり、

歌を歌ったり、

ゲームをしたり、

身体を動かしたり、

ときには、海外の文化やイベントを紹介したり。

 

子どもたちにとっては、

軽い気分転換や息抜きみたいな

時間だったかもしれませんね。

 

へたっぴなイラストの手作り絵カードを見て、

「変な顔~」とか、

「それなあに~、バスに見えなーい」なんて

ツッコミを入れたりしながら、

子どもたちもそれなりに楽しそうに、

活動してくれていたと思います。

 

のんびりした時代でしたね。

 

ただ、当時、教育委員会の担当者から、

1つだけ注文がありました。

 

それは、英語の「読み書き」はしないでほしいということ。

黒板やノートにアルファベットや単語を書いたり

読ませたりするような活動もやめてほしいと言われました。

 

中学生になる前から、英語嫌いの子供を

作ってしまわないようにという

配慮だったのだと思います。

 

担当する学年はいろいろでした。

 

中学校に向けての準備として、5,6年生を対象にする学校

一番元気な(?)3,4年生のクラスを対象にする学校

2年生から6年生までの学年を幅広く担当する学校もありました。

それは、学校側に一任されていて、

この事業に対する期待やとらえ方は、

学校によって、多少の違いがあるように感じました。

 

でも、どの小学校にも共通していたこともあります。

それは、1年生は英語活動の対象にしないということ。

 

ある教頭先生は、

「1年生は、学校生活と授業(お勉強)に慣れるだけでも

大変な時期ですから」と、おっしゃっていました。

 

当時は、何気なく聞いていたお話でしたが、

今、子どもたちのことばの発達を

お手伝いをする中で思い返してみると、

あの教頭先生のお話には、重要な意味が

あったのかもしれないなあと感じます。

 

~続きます~

 

momon

子どもと英語② 小学生の英語

小学校での英語の授業 

『誰が教える?』

 

小学生の英語教育が、まだ正式にスタートする以前のお話。

 

花子も草介も、まだ小さい頃のことです。

 

ほんの短い期間ですが、

公立小学校で「英会話と国際教育」を

教える仕事をしていたことがあります。

(「国際教育」って言葉、今でもあるのかな?

なんだか古い用語に聴こえますね。)

 

期間限定の国の事業で、

どこかの省庁がスポンサーでした。

ひょんなことからお声がかかり、

生まれて初めて”学校の先生”を体験しました。

大変なこともたくさんありましたが、

とても楽しい時間だったし

素敵な経験をさせていただいたと思っています。

 

そのころは、『諸外国に比べて日本人の英語力はとても低い!』

『これからの時代はもっと英語が話せる人材を育てることが重要!!』

『そのためには、なんてったって、早期教育!』

『小学生のうちから英語を学び始めることが必須だ!』

・・・なんていうのが、世の中の風潮でした。(個人の感想です。)

 

(もちろん、当時は今ほどのネット社会ではなく、

外国人観光客が日本の隅々にまで出現するような時代でもなかったので、

中学校に入って初めて英語に触れる子どもがほとんどだったと思います。)

 

で、国としても、小学校で英語教育を始めるにあたって、

いろいろお試し期間が必要だったのかな。

 

そこで、出てきたのが

『だれが、どのように、どんな英語を教えるか?』問題だったと思われます。

(これも、個人の感想です。)

 

①小学校の先生は、英語を教え(られ)ない

②中学校以上の英語の先生は、小学校で教え(られ)ない

 

主に、①②の理由から、まずは、『だれが』問題の解決のために、

一般人の私にも声がかかったのでした。

 

 

~続きます~

 

 

momon

 

子どもと英語 ①  英語と「聴く力」

 

~みかんの思い出~

 

私が通っているジムの受付フロアには

別の会社が運営している

子どもの英会話教室もあります。

 

週末の朝には、ママさんやパパさんに手を引かれて

小さい子どもたちがやって来ます。

ときには、ぼーっとした顔でパパに抱っこされて

運ばれてくる子どももいます。

 

プレ・年少さんくらいかなあ~ 

かわいいなあ~ 

 

ハロウィンやクリスマスの季節には

教室の前の飾りつけが楽しくて

今日はどんなことするのかなあ~?

なんて、ちょっと気になるときもあります。

 

 

花子が3歳くらいの頃に

英語ネイティブのお兄さんやお姉さんと一緒に遊ぶ

デパートのプチイベントに参加したことがあります。

 

その時の私の胸の内は・・・

 

少しでも英語に興味を持ってくれたらいいなあ、とか

英語が得意になってくれたらいいなあ、とか

将来は海外で活躍する人になると素敵だなあ、とかの

願望だか妄想だかが、膨らんでいたんじゃないかあと思います。

(今思えば、まだまだ青い母でした。)

 

そのイベントでどんな遊びをしたのか

もうほとんど忘れてしまいましたが

1つだけ、今でもはっきりと覚えているシーンがあります。

 

それは、みかんの思い出。

 

いろいろな果物が描かれた絵カードが用意されていて

その中の一枚を先生が取り上げて子どもに見せ

果物の名前を英語で言わせる形式のゲームでした。

 

(本当は、もっと楽しい要素も入っていたと思うのですが、

全然、思い出せない、、)

 

子どもたちは、「バナーナ―」とか、「アッポー」とか、「メロン」・・・と

先生が向けてくれるマイクに向かって、元気な声で答えていました。

 

わからない子には、先生が発音してみせてくれて

それを真似して言えれば、ほめてもらえました。

 

次は、小柄でとてもおとなしそうな感じの女の子の順番でした。

カードの絵は「みかん」でした。

 

私はそのとき心の中で、「みかんは “オレンジ” だよ。大丈夫かな?」と

なぜか、女の子のことをちょっと心配していたと思います。

(周りの子どもたちと比べて、とても小柄に見えたからかな?)

 

でも、それは全く見当はずれの、大きなお世話でした。

(お恥ずかしい)

 

彼女は、とてもきれいな発音で、しかも、さらっと

「マンデュアリン・オウエンディ」と答えたのです。

( 私にはそんなふうに聴こえた…)

 

先生から、すばらしい!とほめられた彼女は嬉しそうに

保護者席で、私の隣に座っていた女性を振り返りました。

彼女のママさんだったんですね。

 

私はそれまで、「みかん」はなんでも、英語で

 “Orange”というのだと思っていたので

彼女の“Mandarin Orange”にカルチャーショックを受けました。

確かに、カリフォルニアで収穫されるようなオレンジと

日本の一般的なみかん(温州みかん)とは別物ですよね。

 

イベントが終わってから、私はそのママさんに

思わず聞いてしまいました。

「お嬢さんは外国でお育ちになったんですか?」

 

ママさんのお話では、外国暮らしの経験は全くなくて

英語はたぶん、外国のアニメ映画で覚えたと思う

ということでした。

 

続けて

ご家族の介護のために頻繁に、しかも

往復4時間以上かけて、車で帰省されていてることや

お嬢さんは海外のアニメが大好きで

車の中でもずっとビデオを見ていること。

好きな作品は飽きないらしく

何度も何度も繰り返し見ていることなども

お話ししてくださいました。

 

正味30分くらいのイベントでしたが、

終わった後、花子は上機嫌でした。

「 楽しかった!またやりたいなあ」と言っていました。

 

ただ、「みかん」の感動が大き過ぎて

花子の果物がなんだったのか?

いや、そもそも、答えられたのかどうか??

 

今では、全く記憶にありません。

 

ごめんね、花子。

  

それにしても、英語の発音は「聴く力」と直結していて

あのお嬢さんは、繰り返し「聴く」ことで

知識ときれいな発音が、自然に身についたということなんでしょうね。

 

子どもの「聴く力」って、すごいですね!

 

 

momon

 

ことばの発達 運動の発達

「はいはい」は いろいろ

「母子健家手帳」

懐かしい、ひびきです。

 

子どもが生まれてから

一連の予防接種が一段落するまで

通帳や印鑑と一緒に貴重品袋に入れて

大事にしまっていました。

 

今も、どこかにあるはず・・・

あれ?どこだったかな??

 

母子手帳には、「発育曲線」のページがあって

赤ちゃんの身長・体重などが

月齢や年齢に沿って曲線で表されていました。

わが子の数値を当てはめたりして

健診のたびに眺めていました。

 

傾きが急だったり

緩やかだったりの変化はありますが

発育曲線は、ずっと右肩上がりで伸びています。

身体のサイズやボリュームが

大きくなっていく様子がよくわかります。

『成長』ですね。

 

できることが増えていく『発達』の様子も

もし、縦軸を機能面にしてグラフにすると

右肩上がりになると思います。

 

でも、伸びるペースは

いつも一定というわけではありません。

外からは、変化が感じられず

停滞しているように見える時期もあります。

『発達」は、右上がりの直線ではなく

階段のようになっていて、上がっていく時期と

水平状態のように見える時期とが

繰り返されていくような感じかもしれません。

 

ですが、順序は基本的には決まっています。

 

ことばの発達面でいうと

 まずは、喃語(=「ア~」のような意味のない声)

 そして、初語(=初めての意味のある言葉)が出る

 それから、言える単語が増えていく

      「例えば:くっく(くつ)」

 次に、単語を2語つないで話せる

      「例えば:くっく、はく」

 で、単語を3語つないで話す

      「例えば:ミニーちゃんのくっく、はく~」

 

 そうこうするうちに

だんだん長い文章で話せるようになっていく

 ・・・という道筋をたどっていきます。

 

なので

喃語しか出ていない赤ちゃんが、いきなり

「くっく、はくー」なんて言い出すことは

あり得ない。

2語をスキップして

いきなり3語の文をしゃべり始める赤ちゃんが

もしいたら、それはもう

フィクションかファンタジーですね。

(いや、むしろ、ホラーかも)

 

運動面でいうと

首がすわって(だいたい3~4か月)

寝返りして(だいたい5~6か月)

お座りして(だいたい7~8か月)

「はいはい」やつかまり立ちをして(7~10か月)

一人歩きする(1歳~1歳半)

・・・の順序で進んでいきます。

時期は大体の目安です。個人差が大きいので

こだわり過ぎないことが大切。

 

階段の踊り場や水平面に長くいるように思えても

赤ちゃんの中では

次のステップへの準備が着々と進んでいます。

 

でも、個人的には、「はいはい」だけは

他とはちょっと違う気がしています。

赤ちゃんによって

バリエーションがあるからです。

 

おなかを床につけたまま

匍匐前進のように進む「ずりばい」や

ひざを浮かせて両手と足の裏で進む「たかばい」

お座りしたままの姿勢で進む「シャフリング」などは

一般的な「はいはい」とはちょっと違う動き方です。

 

いきなり「はいはい」ができる赤ちゃんもいれば

「ずりばい」や「たかばい」の後に「はいはい」へと

進む赤ちゃんもいます。

 

 

「はいはい」は、赤ちゃんの全身の筋力や

股関節の発達のために重要といわれています。

なので、「はいはい」は赤ちゃんの発達を表す

重要な段階とされているそうです。

 

とはいえ、

どんな「はいはい」も一切やらずに

いきなり「つかまり立ち」をして

「伝い歩き」へと進んでいく赤ちゃんもいます。

その場合、筋力や股関節の発達はどうなるの?

と、心配になるママさんが

もしかしたら、いらっしゃるかもしれません。

 

うちの花子も「はいはい」は完全に

「スキップ」でした。(・・・ん?)

どんな種類の「はいはい」もすべてとばして

いきなり、つかまり立ちしたときのことを

今でも覚えています。

 

その後、1,2歩伝い歩きをしたと思ったら

どすん!としりもち・・・を

繰り返す時期がありました。

しりもちをつく姿がかわいらしくて

見守るこちらはニコニコ。でも、

ちょっと、はらはらもしていました。

最初のころは、あわてて

床の上のものを動かしたりしてたかな。

 

花子本人も、しりもちダメージなどない様子で

ちょっとチャレンジしては気が変わって

その辺に転がってるおもちゃで

遊び始めたりすることもありました。

 

それにしても、どうして花子は

「はいはい」をスキップしたのかな?と考えてみると

リビングに、ちょうど手ごろな高さのチェストが

あったから、なような気がします。

同じ高さのチェストが2個並んでいたので

もしかしたら、伝え歩きにも

便利だったのかもしれません。

 

ちなみに、息子の草介は

「ずりばい」の時期が長かったです。

「はいはい」してた記憶はあんまりないなあ。

 

ただ、草介の「ずりばい」はものすごいスピードでした。

「あーっ、ズボンの膝が破れそう~~」と心配になるほど。

「ずりばい」で用が足りてたので、

「はいはい」の時期はすごく短かったのかもしれません。

 

そして

「はいはいは、スキップ」の花子も

「ずりばい期が、ずるずる」の草介も

その後、全身の筋力にも股関節の力にも何も問題なく

運動が大好きな子ども時代へと突入していきました。

 

「はいはい」といえば、

いろいろなシーンを思い出しますが

当時も今も、「発達段階」としての「はいはい」に

こだわりはありません。

 

 

momon

 

 

 

『成長』と『発達』

赤ちゃんのコミュ力は最強!

 

『発達』と『成長』

よく似たことばですが、意味は微妙に違います。

 

ざっくり言うと

『成長』は、身長や体重のように

サイズやボリュームが大きくなっていくこと。

『発達』は、できることが増えていくこと。

 

例えば、身長が伸びるのは「成長」

子どもの背はどんどん伸びていきますね。

 

例えば、ことばやコミュニケーションの力が育つのは「発達」

勝手に伸びていくわけではありません。

 

ことばの例でいうと

「マンマ」しか言えなかった子どもが

「マンマ、ちょーだい」と言えるようになること。

 

誰かが言ったことを聞いたり、教えてもらったりしながら

自分でも言えるようになっていきます。

 

『発達』は、子どもとそれを取り巻く環境(人も含む)が

相互に作用しながら、進んでいくといわれています。

 

 

さて、先日、新幹線に乗ったときのこと。

 

通路を挟んだお隣の座席に

赤ちゃんを抱いたご夫婦が乗り込んできました。

 

最初はお母さんの膝の上で、嬉しそうに

ぴょんぴょんしていた赤ちゃんでしたが、

ちょっと飽きてきたのか、

私のほうに身体を向けて、

何やらじっと見つめてくる。

 

横顔に視線を感じつつ、

最初はしらんぷりしていましたが、

赤ちゃん大好きなおばちゃんとしては

ずっと無視し続けるのも難しくて

思いきって、笑顔を向けてみました。

 

すると、どうでしょう!

それまでご機嫌だった赤ちゃんの表情が

いきなり固まってしまったのです。

 

あ、まずい、泣かれちゃうかな・・・

 

と思った次の瞬間

赤ちゃんの顔に満面の笑みが広がりました。

ああ、、かわいい、、、

そしていっそう、笑顔になる私。

 

あの一瞬の間で、初めて見た

知らないおばちゃんの表情を読み取って、

「笑顔」と認識したのかな、と思いました。

 

ああ!これぞ『発達』!

 

赤ちゃんとおとなの相互作用で進んでいくんですね (◍>◡<◍)

 

 

  momon

 

 

 

 

赤ちゃんの泣き声は「あ・い・う・え・お」?

赤ちゃん

お隣の、若いご夫婦に

お子さんが生まれました。

 

我が家は、(たぶん、ほかのご近所さんも)

晴れた日のベランダの窓は、ほぼ全開。

 

洗濯機や掃除機、

テレビや楽器の練習音が

空中を漂ってきて

うちの窓からも、な~んとなく入ってきます。

 

生活音って、そんなもん。

お互い様だし、誰も気にしません。

 

そして、赤ちゃんの泣き声も

仲間入りしました。

 

初めのころは

泣き声というより、泣き叫び声。

「ウギィア~、ウギィア~」と聴こえました。

 

ところが、最近は

「おえ~ん、おえ~ん」とか

「あ~ん、あ~ん」に変わってきたような・・・

 

赤ちゃんの泣き声も

月齢とともに、成長するんですね。

 

 

とはいえ、この時期の赤ちゃん

もちろん、まだ、ことばは話せません。

 

口の中で「子音」をつくることが

できません。

 

 

子音は、舌やくちびる、頬などを

複雑に動かしたり、形を変化させたりして

作る音です。

 

でも、「母音」は違います。

口の形を変えるだけで

比較的簡単に作ることができます。

 

例えば、舌は同じ位置に置いたまま動かさないようにして

「かきくけこ」と言うことは、ちょっと難しい。でも、

「あいうえお」と言うことは、できます。

 

(よかったら、一度、試してみてくださいね)

 

だから、赤ちゃんの泣き声は

基本的には「母音」なんですね。

 

「ああ~ん、え~ん、うえ~ん」と

こんな感じです。

 

 

 

そして、お隣の新しいママさんは

たまに、外でばったり遭うと、

「(赤ちゃんが)いつもうるさくて、すいません」

と、おっしゃいます。

 

「いえ、いえ、全然、そんなことないですよ。

どうぞ、気になさらないでくださいね」

と、そのたびに、私もお伝えしています。

 

 

これ、本当なんですよ。

 

ご近所挨拶でも、社交辞令でも

なんでもなくて

正直な気持ちです。

 

 

赤ちゃんの泣き声を聴くと

懐かしいような

温かいような

不思議な気持ちで

胸の奥が「くっ」となったりします。

 

 

自分の子どもの幼いころを思い出すからかな?

 

その当時は、そんな余裕は全然なかったのに

過ぎてしまえば、こんなものなのかもですね。

 

 

今現在、パワー全開!

子育て真っ盛り!

のママさんやパパさん

 

大変な毎日だと思いますが

どうぞ、がんばって!

過ぎてしまえば、こんなものか・・・と

思う日が、必ず来ますから。

 

 

そして、もし、ご近所の子育て終了組さんから

「泣き声なんて、全然気にならないですよ」

って、言われたら・・・

 

大丈夫!

 

それは、きっと

本当です。

 

その方も、胸の奥が「くっ」となってる・・・

かも、しれませんね。

 

 

momon