『成長』と『発達』

赤ちゃんのコミュ力は最強!

 

『発達』と『成長』

よく似たことばですが、意味は微妙に違います。

 

ざっくり言うと

『成長』は、身長や体重のように

サイズやボリュームが大きくなっていくこと。

『発達』は、できることが増えていくこと。

 

例えば、身長が伸びるのは「成長」

子どもの背はどんどん伸びていきますね。

 

例えば、ことばやコミュニケーションの力が育つのは「発達」

勝手に伸びていくわけではありません。

 

ことばの例でいうと

「マンマ」しか言えなかった子どもが

「マンマ、ちょーだい」と言えるようになること。

 

誰かが言ったことを聞いたり、教えてもらったりしながら

自分でも言えるようになっていきます。

 

『発達』は、子どもとそれを取り巻く環境(人も含む)が

相互に作用しながら、進んでいくといわれています。

 

 

さて、先日、新幹線に乗ったときのこと。

 

通路を挟んだお隣の座席に

赤ちゃんを抱いたご夫婦が乗り込んできました。

 

最初はお母さんの膝の上で、嬉しそうに

ぴょんぴょんしていた赤ちゃんでしたが、

ちょっと飽きてきたのか、

私のほうに身体を向けて、

何やらじっと見つめてくる。

 

横顔に視線を感じつつ、

最初はしらんぷりしていましたが、

赤ちゃん大好きなおばちゃんとしては

ずっと無視し続けるのも難しくて

思いきって、笑顔を向けてみました。

 

すると、どうでしょう!

それまでご機嫌だった赤ちゃんの表情が

いきなり固まってしまったのです。

 

あ、まずい、泣かれちゃうかな・・・

 

と思った次の瞬間

赤ちゃんの顔に満面の笑みが広がりました。

ああ、、かわいい、、、

そしていっそう、笑顔になる私。

 

あの一瞬の間で、初めて見た

知らないおばちゃんの表情を読み取って、

「笑顔」と認識したのかな、と思いました。

 

ああ!これぞ『発達』!

 

赤ちゃんとおとなの相互作用で進んでいくんですね (◍>◡<◍)

 

 

  momon